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    • 2019.10.15 Tuesday
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    京都・智積院と長谷川等伯

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      小説『等伯』の感動が忘れられず、記憶が鮮明なうちに長谷川等伯の作品を生で見てみたい!と思い立ち、現存する障壁画が見られる京都・智積院へ行ってきた。

      長谷川派の貴重な絵画の数々と、秀吉・家康といった天下人に翻弄されたという歴史の面白さなど、見所の多い寺院だった。


      ◆ 戦国史との深い関わり

      3歳という若さで世を去った秀吉の子・鶴松を弔うために建てられた祥雲禅寺を前身としている。
      また、桔梗文は加藤清正が建立に関わっていることに由来しているなど、歴史的な観点から見ても面白い。


      ◆ 利休好みと称される名勝庭園

      中国の廬山と、長江をイメージした庭園の傑作。
      利休の後の時代に造られたものなので、直接利休が関連しているわけではないのだとか。
      調査のため水は抜いているということで、本来の姿を見ることができなかったのが残念だが、良い眺めだった。


      ◆ 長谷川派の貴重な絵画の数々
      長谷川等伯やその弟子たちが描いた貴重な作品の数々を、宝物庫内で見ることができる。
      なかでもきわめて貴重なのは、国宝に指定されている「楓図」「桜図」の2点だろう。
      「桜図」を描いた長谷川久蔵(等伯の息子) は、絵の完成の翌年、26 歳という若さでこの世を去ってしまう。
      悲しみに暮れた等伯が、息子の死を乗り越えながらも描き切ったのが「楓図」だ。
      名画なのは言うまでもないが、その背景にある親子の想いまで、しっかりと受け止めておきたい。


      写真左が「楓図」、右が「桜図」でいずれもレプリカ。もちろん本物は撮影NG。
      本物と比べると見劣りはするけれど、当時の構図を想像しながら見ることができるという配慮は素晴らしいと思う。


      ◆ まとめ
      京都には何度か行っているけれど、正直この智積院という存在を知らなかった。
      見所の多さにも驚かされたが、嬉しかったのは、寺の成り立ちや絵に関する丁寧な解説をしてくれるところ。
      「どうぞお座りになって聞いていってください」という一言に、訪問客を歓迎してくれている印象を受けた。
      人がごった返すような京都の中で、ここまでしてくれるのは珍しいのではないかと思う。

      京都旅行の行き先に迷った時は、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。
      絵に劣らない感動を与えてくれる、安部龍太郎さんの小説『等伯』もオススメ。

       
      評価:
      安部 龍太郎
      日本経済新聞出版社
      ¥ 1,728
      (2012-09-15)

      評価:
      安部 龍太郎
      日本経済新聞出版社
      ¥ 1,728
      (2012-09-15)


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